姉妹日記 第6話
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 これが秋乃さんの部屋か・・・・
 じろじろ見るのも失礼だと思い僕は床に腰掛けた
「あ、今お茶もって来るね」
 僕は彼女の細い腕を握った
 振り返る彼女に首を振って見せると彼女は『いいの?』
 と、目で語りすぐに僕の隣に腰掛けた
 意図してのことなのか少し密着度が高い
 小さな肩が僕の胸に当たり少し身を預けるような体勢だ
 けど、可愛くなったな・・・・
 初めて逢ったのは中学一年のときかな?
 メガネを掛けていてあまり目立たない子だった
 話出したきっかけは些細な物だったと思う
 僕が落とした本を彼女が拾って・・・・それが彼女のお気に入りだった
 それから親しいっていうほどじゃないけど朝挨拶したりたまに本の話をしたり・・・・
 高校に入って最初彼女を見たとき正直別人だと思った
 そして・・・・イライラさせられることもあった
 彼女に・・・・ではない
 中学の頃、僕が秋乃さんと仲良くしているのを見て友人が
『やめとけ、あんなの・・・・お前ならもっと上のランクでもイケルって』
 そんな風なことを何度も言われた
 でも僕はそうは思わなかった・・・・メガネを掛けていたけどすごく綺麗な顔立ちだと僕には解っていた
 それに礼儀正しいし清楚だし・・・・憧れた・・・・
 彼女の魅力も知らないで容姿が変わった瞬間に手の手のひらを返したかのような級友に
 僕は怒りを覚えた・・・・
 もうそんなイライラ関係ないか・・・・

 気づくと秋乃さんが僕を熱っぽい視線で見つめていた
 密着してる身体も心なしか温かくなっているように思えた
「ね、涼さんHしたことある?」
「・・・・・・・」
 突然な言葉に心の準備が出来ていない僕は呆然としてしまった
 秋乃さんは身を乗り出すような形で四つん這いになって僕に顔を近づけた
「私・・・・前にお付き合いしていた女性と比べてどうですか?」
 恍惚の顔が近づき彼女の舌が僕の唇を舐めた
「僕・・・・秋乃さんが初めてだよ・・・・」
 勘違いしているようなので僕は少し恥ずかしかったけど女性歴は秋乃さんだけだと伝えた
 すると恍惚の顔に喜びが加わり色っぽさの中に無邪気さが見えて僕は一瞬でダコ状態になった
「一緒ですね・・・・私も・・・・涼さんだけですから・・・・」
 大胆に迫ってくる
 肩を少し震わせ僕の服を脱がしていく
 上半身を裸にすると僕の胸に顔を埋めた
「ごめんなさい、私・・・・これからさきは・・・・どうしていいか」
 そっか、大胆に迫ってきたけど彼女も僕と同じ・・・・初めてなんだ
 だったら男の僕がしっかりリードしないと・・・・
「いいの・・・・」
「はい・・・・涼さん」
 確認を取ると秋乃さんは顔だけではなく身も僕に預けてきた
 優しく抱きしめると秋乃さんは僕の胸に頬ずりしてくる
 そんな彼女が愛おしくてしょうがなくなり上着をゆっくりと脱がした
 下のロングスカートもゆっくりと彼女が怖がらないように気を付けながら脱がしていく
 下着だけになった彼女に僕は口付けた
「涼さ・・・・・ん・・・・んちゅ・・・・ちゅ」
 舌を差し入れると彼女は少し取り乱しそうになったけどすぐに僕を受け入れてくれた
 僕も勝手が解らないけど今出来ることをすればいい・・・・僕たちはこれからだから
 これからお互いを知っていく
 そして・・・いつか一つになる、本当の意味で・・・・
 これはその第一歩なんだ・・・・

 舌を絡ませあいながら僕は彼女の背中に置いた右手をゆっくりと下げてブラのフックを取った
 瞬間彼女が恥ずかしくなったのか身体を密着させて僕に見えないようにした
 でも、柔らかさは伝わっている
 それを彼女も理解しているようだ
 恥ずかしさを紛らわすためにか彼女は僕の首に腕を絡めてさらに深く口付けてきた
「ん・・・・くちゅ・・・・ん・・・・・・ん」
 大胆な彼女の行動に僕はさらに興奮して下の方に手を這わした
 形の良いお尻を少し揉むと彼女から自分では制御できない声を発した
「あ!・・・くふ・・・・んちゅ」
 身体が仰け反った瞬間に僕は手を胸に滑り込ませた
「あ・・・・・きゃふ!」
 驚きで唇が離れる
 すぐに視界に入ったのは顔をこれでもかと恍惚させ目をとろんとさせた彼女の「女」の顔だった
 初めて感じる直接の柔らかさに感動を覚えながら僕は下に手を伸ばし
 無防備な彼女の恥部に触れた・・・・濡れている・・・・
 胸とは違う柔らかさに僕の頭がスパークした
「秋乃さん・・・・愛してるよ」
「あ・・・・・くふ!あぁぁ!」
 耳元でささやいて耳を甘噛みすると彼女の声が大きくなり恥部から流れる愛液も増した
「わ、わたし・・・・も・・・・・く・・・・・あ・・・・・愛していま・・・・すぅ!」
 途切れ途切れの愛の言葉・・・・
 僕は彼女の想いに包まれ幸せをかみ締めながらゆっくりと彼女をベットに寝かせた
 少し離れてその美しい体を見つめる
 夏姉ちゃん並みに大きな胸・・・・形もすごく綺麗で腰も簡単に折れてしまいそうなほど細い
 それに加え可愛らしい顔を赤く染めすべてを僕に委ねる絶対的な信頼
 僕は一瞬で魅せられていた・・・・
 彼女の恥部に指を這わせながらもう片方の手で胸を揉む
「あ・・・・涼・・・・さん・・・・・あ・・・・あ・・・・きゃ・・・・く〜〜」
 快感が体中に周り彼女の雪の肌が赤くなっていく

「涼さん・・・・涼さん!涼さ〜ん!!!」
 両手を広げて僕にキスを催促してくる秋乃さん
 僕は彼女の要望に答えて深く口付けた
「あ・・・・んちゅ・・・・く・・・・ちゅ・・・・・あ・・・・・ん」
 ゆっくりと唇を離すと彼女は微笑んだ
「涼さん・・・・私を涼さんだけのものに・・・・して」
 精一杯の勇気の言葉にうなずくと僕は下半身を露出して彼女の恥部に自分のそれを合わせた
「行くよ・・・・いいね?」
 彼女がうなずくのを見て僕はゆっくりと彼女の中に進入した
「あ・・・・・く・・・・・ん・・・・・・あん・・・・」
 痛みにその顔を歪ませる彼女にキスの雨を降らしながら僕はさきに進んだ
 壁のように僕の前に立ちはだかる彼女の純潔の印
「く――」
 悲痛な声に僕は止めようとしたけど秋乃さんは首を横に振って僕の腰に足を巻きつけた
 僕は軽く彼女の唇にキスすると先に進んだ
「あ・・・・・あ――――――!!!!!!」
 膜を突きぬくと僕のそれが深く彼女の中に一気に入った
 これで僕たちは結ばれた・・・・誰も侵入できないほど深く・・・・
「涼さん・・・・・」
 痛みに耐えるその顔・・・・ごめんね
 僕が引き抜くのを見て彼女の顔が恐怖で歪んだ
「ご、ごめんなさい!私の身体・・・・良くなかったの?」
 自分に非があると勘違いした秋乃さんが不安そうにそうつぶやいた
「そんなことないよ・・・・すっごくいいよ・・・・でもね」
 これ以上痛みに顔を歪める彼女を見ていられなかった
「君が大事だから・・・・」
 髪を優しく撫でながら僕は彼女を安心させようと努力した
「大事にしたい・・・・だから、今日はここまで」
「でも、それじゃあ涼さんが満足・・・・・」
「それは・・・・また今度・・・・ね」
「あ・・・・・はい」
 そうだ、これからなんだ・・・・・僕たちにはこれからがあるんだ


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