Pet☆Hot☆High-School!! 4匹目
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あのまま倒れこむように眠ってしまった俺とタマ。
気づくと体育の倉庫の小さな窓には、夕日が差し込んでいた。
ヤバイ・・・・
「ユーにゃん、やっと起きたにゃん♪ユーにゃんの寝顔はとても可愛かったにゃン」
にゃんにゃんとご機嫌なタマ。
しかし俺は、あのまま二人でいなくなったきり戻らなかったことによる追及が恐すぎた。
「ユーにゃんのアレはとても大きかったにゃん。ユーにゃんがタマを
 もっと開発してくれれば奥までユーにゃんを感じられるにゃん」
そうか、それは楽しみだが・・・
じゃれ付いてくるタマを撫でながら、俺はポチとの約束を思い出していた。
今日はポチの好きなおかずを作って、夜通しスキンシップ。
正直くたびれる・・・
俺たちは体育館に人気がないことを確認すると、乱れた着衣を直して今日のところは別れた。
タマはシたりないといった表情だったが、今日のところは勘弁してもらいたい。
ヤっておいて失礼な話だが。

俺は急いで家に猛ダッシュした。
汗でワイシャツが背中に張り付くのも忘れ、髪の毛が滅茶苦茶になるのも気にせずに走る。
家の玄関にようやくたどり着くと、地獄の底から這い上がってくるようなどす黒いオーラを
ビンビンと感じ取った。
毒ガスで壊滅したアッテムトもかくやという凄絶さ。
コレは、まずい。
まずいぞ。
思わず2、3歩後ずさってみる。
瘴気が領域を増して、俺の影を吸い込んでいく。
間違いない。間違いなくポチがこの家の中にいて、怒っている。
何に怒っているかは知らんが、溶岩のような灼熱の怒りを感じる。
俺が玄関の前でがくがく震えていると、扉がゆっくりと開いた。
それはもう『地獄へようこそと』告げんばかりに。
そこには闇の底よりも昏く濁った瞳のポチが正座をしていた。
灼熱が、凍てついた。
「お帰り、ユースケ。ご飯のおかず、ボクの大好物のハンバーグを作ってくれるんだよね?
 待ってたよ。ずっと。ユースケがどこかに言ってる間、ずーっと」
口だけは笑っているが、目はまったく形を変えない。これぞ地獄のエレジー。
普段のポチの溌剌さはひとかけらも感じられず、立ち込めているのは暗黒のオーラ。
桜色の唇からは鋭い牙が覗いているが、見なかったことにしよう。
「ねぇユースケ、体育が終ったあと、どこに行ってたの?休み時間にみんな探してたよ。
 ちょうどユースケがいない時、あの薄汚い野良猫もいなかったんだ〜
 ねぇ、二人ともどこに行ってたのかなぁ〜ボクにちゃんと教えて欲しいな〜」
「あははは・・・・それは、その・・・・」
乾いた笑いでつくろってみるが、ポチのシリアスさはより角度を増していく。
玄関に恭しく正座していたポチだが、ゆらぁりと立ち上がると一歩ずつ距離を詰めてくる。
「ねぇ、ユースケ。どこに行ってたの?」
「う〜んと・・・」
ポチが一歩詰め、俺が一歩下がる。
「あの泥棒猫と、どこに行って何シてたの?」
二歩詰める。俺は二歩下がる。
「ユースケはボクの所有物なんだよ。このボクにいえないようなことをシてたの?」
三歩つめる、俺は四歩下がった。
そこでようやく自分が家の庭から飛び出して道路にはみ出していることに気がついた。
ポチの殺気はいよいよ頂点に達しようとしていた。
ヤ、ヤバイ・・・・まさか・・・・
「・・・ぷんぷんするんだよねぇ・・・ぷんぷん・・・薄汚い・・・・あ、あ、あの
 ・・・・あの泥棒猫(おんな)の匂いがぁ〜!!!!」

ポチは目にも留まらない速さで俺に飛びついた。
瞬間、背後を圧倒的な質量で空気を押しつぶし、トラックが台風のように通過していった。
シャレに、なってねぇ・・・・
ポチはそんなことを一切気に留めていないのか、そのまま道路に俺を押し付けると
服を鋭い犬歯で噛み切っていく。
そこで濁りきって何も映さない虚ろな瞳が、俺を射殺さんばかりに見開かれた。
「・・・・・・・・なに・・・これ・・・・ユースケは、ボクのなのに・・・ボクのものなのに・・・・なんなの・・・これ」
俺のワイシャツを引き裂いて胸板を睨みつけながら、ポチはぼろぼろと涙を流し始めた。
胸板には、赤いキスマークが幾多にも刻まれていた。
きっとタマが寝ている間につけたのだろう。
「嘘、でしょ、嘘、だよね?・・・・ユースケ・・・あの泥棒猫とシたなんて・・・嘘だよね?・・・
 嘘っていってよぉおおおお〜」
このまま食い殺されるのではないかと恐れおののいていたが。
意外にもポチは俺の胸に崩れ落ちてむせび泣いていた。
「どうして・・・・どうしてなの・・・ずっと前から、一緒だったのに・・・
 どうしていきなり出てきたあの女に取られちゃうの?ユースケは犬人より猫人のほうが
 好きなの?・・・ボクも、猫人に生まれればよかったのかなぁ・・・
 そうすればユースケと交尾できたのに・・・
 ユースケはボクのどこが不満なの?ユースケに言われたら僕なんでも治しちゃうよ。
 体が丸くて子供っぽいから?それともこの尻尾かなぁ・・・気に入らないなら
 今すぐ喰いちぎるから、ね?ちょっと待ってて・・・今すぐ・・・」
「ポチ・・・俺には何も言い訳できないけど、ポチはポチだよ。犬人で幼馴染のポチが、
 俺は大好きだ。こんなこと言ってずるいかもしれないけど、
 ポチは俺のもので俺はポチのものなんだろ?だからそんな悲しい顔をしないでくれよ」
垂れ下がっていた耳と尻尾が、ゆっくりと持ち上がった。
「う・・・えぐぅ、ユースケは、ボクの、だよぉ・・・ぐず・・・えぐ・・・うわああああん」
ポチは泣きながら瞳に大きな涙の粒をためながら、俺の唇に吸い付いた。
「ぶじゅ・・・・ずずずずう・・・・じゅ・・・・」
これ以上ないほど強く、舌を絡ませて唇を吸い上げる。
あふれ出す唾液を一滴たりとも逃すまいと、ポチの長い舌が俺の口元を奔走する。
ざらざらとした感触がくすぐったく、ポチの身体の柔らかさと一緒に俺の欲望に火花を放つ。
しかしここは夕方になると交通量の増す通りだ。このままだとイロイロ危険である。
「ユ、ユースケ?ど、どこに行くのさ?」
俺はポチをお姫様抱っこして、尻尾を軽く撫でながらバスルームへ連れて行った。
ウチのバスルームは何故か設計上、普通の住宅よりも大きい。
「ちょ、ちょっとぉ・・・・」
ちゃっちゃと服を脱いでポチの制服も剥ぎ取った。
「は、恥ずかしいよぉ・・・ユースケぇ・・・・」
「俺とするの、嫌か?」
ポチは顔を真っ赤にして瞳を潤ませる。
大きな黒目が溶けて溢れそうなほどに揺れていた。
耳は頭に張り付いて、尻尾は所在無さげに宙をさまよう。
「ズルイよ・・・ユースケは。こうやってあの雌猫のことも手篭めにしちゃったの?」
「違うさ・・・こういうことをするのはポチだけだよ。今まで煮え切らない態度でごめんな
 もう寂しい思いはさせないからさ」
すこしかがんでポチの目線にあわせ、そっと重ねるだけのキスをする。
タマとはまた違った柔らかさにくらくらする。
ポチ特有のミルクのような芳香が唇を通して伝わった。
「ん・・・ちゅ・・・・」
壁に押し付けて舌を更に深く差し入れる。
ポチは必死に俺は捕まえようとするが、俺は逃げ回って歯列を掠めたり舌の裏筋をなぞる。
「むむむむ・・・手馴れてるよぉ・・・ユースケぇ〜。こんなエッチなのどこで覚えてきたの?」
「オマエだっていつもぺろぺろやってるだろうに。続きはこっちだ」
全裸になって白い柔肌を曝しているポチを抱き上げて、
常に自動給湯に設定してある浴槽に身を沈める。
すこし熱めのお湯が汗ばんだ肌に心地よく、俺の腕の中に抱かれたポチの柔らかさも加わって
正に極楽だ。
お湯からぴょっこりと顔を出してふらふらゆれている尻尾が可愛らしい。
「ねぇ〜ユースケ〜続き、して・・・」
くるりと体を反転させて、柔らかい体をたっぷりと押し付けてくる。
小柄なポチは湯船で胡坐を掻いた俺の隙間にぴったりと埋まる。
風呂の熱と、お互いの体から発せられる熱。
このまま溶けていきそうだった。

 

髪を撫でてやりながら再び口付ける。背中に腕を回してポチの感触を掌で味わう。
逆の手は程よい肉感の太ももへ。タマほどの美脚ではないが、犬人特有の良質な筋肉が心地よい。
そして何よりも俺を狂わせるのは肌のすべらかさ。
黒い尻尾の色と映えてなんとも官能的だ。
唇から徐々に下降して首筋を攻める。普段からここを撫でてやると喜ぶので徹底的に攻める。
吸い、這わせ、押し付ける。絹のような肌に幾重にも桜色の痕を刻みつけた。
「そんなに強くしたら、あとついちゃうよぉ・・・」
「ポチは俺のモノなんだろ・・・・?」
「そ、そうだけどぉ・・・・あ、ふぅ・・・・ああ・・・・やっぱりユースケはズルいや・・・」
ガクリと俺に体を預けてくるポチ。顔は官能と恥辱に染まり、
なんともいえない色っぽさを発している。
普段の快活さと相まって、どこか背徳的な魅力すら宿している。
「ん・・・ちゅ・・・じゅ・・・・ちゅ・・・」
舌を深く差し込んで、ポチの咥内を十分に満喫する。小さな咥内にそぐわない長い舌が、
俺に絡み付いて離さない。
「あ、はぁ・・・・うぅん・・・・ひゃあ」
鎖骨に顔をうずめ、肉感たっぷりの双丘を両手でこね回してみる。
吸い付くような肌に千切れてしまいそうなほど柔らかい肉。
頂点の小さな突起はこれ以上ないほどに充血し、信じられないほど敏感に反応した。
「や、やっぱり、ユースケはエッチだ・・・」
「ならやめるか?」
ぱっと両手を離し、俺の首筋に蛇のように絡みつくポチの腕を引き剥がそうとする。
「ダメ・・・・・・・・ちゃんと最後まで」
おふざけ半分でしてみたのだが、物凄く低い唸り声に阻まれた。
「あの泥棒猫には絶対負けないから・・・・ちゃんとボクの中にもユースケのが欲しい。
ボクもユースケを気持ちよくさせるから・・・・」
「わ、わかったよ・・・」
据わった瞳で睨みつけられると、気づけば形勢逆転している。
浴槽の端に押さえつけられるように立たされ、カチコチに硬化した愚息の根元を握られる。
獣であったころの名残である肉球に挟み込まれるように扱かれ、
先端をじらすように舌で突付かれた。
細い電流になって快感が駆け抜けていく。
オマエこそどこでこんなの覚えてきた?まさか別の男で練習したのか?
「バカ・・・ボクがユースケ以外のオスに興味を持つわけないでしょ」
尿道に舌を差し入れられる。矢張り普段からの習性か、舌使いは抜群に巧い。
緩急をつけた愛撫と、流れ込む血液の量を統制するような指先の動きに今にも爆発寸前だ。
「・・・じゅる・・・・ぷちゅ・・・ぷっ・・・・ちゅ・・・・」
口に大量の唾液を含ませてのオーラルセックス。
脳が快楽の情報許容量を飛び越え、スパークを起こす。
ぶちゅぶちゅと卑猥な音と、完璧に統制された快感が俺を追い詰めていく。
「じゅ、ずず・・・」
長い舌を巻きつかせるように絡め、唾液の膜の上を蛇のように這いまわる。
管を握りこんで膨張させ、今度は根元から持っていかれそうなほどに強く吸う。
先ほどからあふれているだろう先走りを、すべて腹に収めんばかりの吸引力。
くぼんだ頬と、染まった目元が痴態に華を添えている。
形骸化したリズムとは違う。犬人特有の本能が働いているかのように、野性的で、情熱的な愛撫。
それに技巧が乗っかっている。正直気持ちよすぎる。
「ゆ、ユースケ、ちゅぷ・・・、どう?、んふ・・・、泥棒猫より、ん・・・、いい?」
どうにかなってしまうそうだ。
括約筋を総動員して耐えるものの、自分のものとは思えないほど膨張した我が子は
もはや限界に達していた。

「ポチ・・・ヤバイ・・・・そろそろ・・・・」
「ん・・・、ちゅ・・・、じゅじゅ・・・、ボクの・・、ぶじゅ・・、口に・・・、ちゅ・・・、出して・・・、
 じゅぶ・・、いいよ・・・」
ポチは聖母のように微笑むと、根元に込めていた力を一気に抜いた。
そしてこれまでで一番の力で吸い上げる。
「ずぷぷぷぷ・・・」
腹の奥から持っていかれそうな快感。脊髄と脳幹、脳髄ごと吸い込まれそうな圧倒的な快楽。
どくどくと血液が海綿体に集中し最後にふた周りほど愚息が膨張するのを
思考の端っこに捕らえたあと、噴火するように熱いものが流れ込んでいく。
びゅくーー、びゅ、ぶびゅ・・・・びゅ・・・
「あぶっ、んぷぅう、うむっ、ぶぷー・・・・」
濁流のように押し寄せる迸りを、上目遣いを固定したまま必死で嚥下している。
視線が俺に訴えている。他のメスには負けない、と。
「んっ、ぶっ、む・・・・」
喉に絡みついて呼吸がきつくなっているのだろうか、白い肌は満遍なくピンクに染まっている。
それでもあふれた精液が口の端からあふれ、ねっとりと糸を引く。
顎に手を添えて波堤をつくり、たまった白濁液をまたゆっくりとすする。
口元にこびりついた分を長い舌で舐めとると、信じられないほどの妖艶さで甘く微笑んだ。
「・・・いっぱいだしてくれて嬉しいよ、ユースケ・・・」
風呂の熱気と、マグマのように律動する心臓。
昂ぶった体温はまだ静まりそうもない・・・


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