姉妹日記 『もう一つの姉妹の形』 第9話C
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「あ、秋乃・・・・さん、やめて・・・・」
 涼さん、そんな目で私を見ないでください
 痛い、痛い、痛い・・・・恐怖と哀れみの混じった瞳を・・・・
「涼さん、選んでください・・・・」
「え・・・・?」
「私を、選んでください・・・・」
 私だけを見てください、他の女なんて目もくれずに私だけを・・・・
「ご、ごめん・・・・僕」
「どうして!どうして私を拒絶するの!?
 中学の時言ってくれたじゃないですか!
 キミは可愛いって!私あの時嬉しかった!
 だから、頑張っておしゃれした!!
 恥ずかしかったけどスカートだって短くした!
 髪型も有名な美容師さんに頼んで女の子らしくしてもらった!
 なんでかわかりますか!?
 涼さんに綺麗だって、可愛いって!
 もっと、もっと!もっと!もっと!言って欲しかったから!!
 私を見て欲しかったから!!!
 ちゃんと私を私として見て欲しかったから!!!
 でも、自信が持てなかった!私は地味な子で涼さんは眼中にないと思ってた!
 不安だったから!だから春乃に頼んで涼さんのこと色々聞いてもらったの!
 私はあと一歩が踏み出せないから!?でも涼さんのこと知りたかった!!
 涼さんの好きなもの、涼さんの好きな食べ物!涼さんの好きな映画!
 好きな女の子の髪型!好きな女の子のタイプ!
 いっぱい!いっぱい!もっと知りたい!涼さんのこと涼さんよりも知りたかった!!!
 自信がなかった!だから、春乃に涼さんのこと聞いて私は涼さん色の私になりたかった!
 みんなあなたの為にしたことなの!解ってくれますよね!?
 不安だっただけなんです!入れ替わったのも告白の時とデートの時だけです!
 もう、二度としません!!謝ります!それでも許せないのなら!
 私に全部ぶつけてください!激しく折檻してください!
 激しく抱いてください!私が痛がっても止めずに激しく!
 私、涼さんの為なら何でもします!あなたの為なら死んだって構わない!!
 だから・・・・私を・・・・受け入れてください」

 ほんとんど息継ぎなしで私は涼さんに訴えた
 私がどれだけ涼さんを想っているか、どれだけ愛しているか
「僕は・・・・」
 ようやく私の想いが届いたのか涼さんは少し頬を染めた
 そして、申し訳なさげに私を見つめる
「キミの想いはわかった、でも・・・・僕・・・・」
 なに!解ってくれたんじゃないの!!!
 ならどうしてよどむの!聞かせてよ!
 愛してるって!私だけをって!!!!
 どうして!?どうしてなの!!!
 ・・・・どうして・・・・
 不意にあの女どもの顔が浮かんだ
 己の不幸を逆手にとって、涼さんと同居しているあの二人の顔を
 今まですっかり忘れていた、そうだ・・・・あの女どものせいなんだ
「あの女どもになにを吹き込まれたの・・・・」
「ち、違う!全部・・・・僕のせいなんだ、僕は二人に逃げたんだ」
「・・・・それ、どういうこと」
 火山の噴火前のようなぐつぐつと岩の溶ける音が耳に入ってきた
「抱いたの、あの二人を・・・・」
「・・・・」
 何も言わない、これは・・・・肯定だ
 がん・・・・!
 押し倒した状態のまま私は涼さんの肩を思い切り掴んだ
 痛みに顔をゆがめる涼さん・・・・
「あ、ごめんなさい・・・・」
 お詫びの印に私は涼さんの両肩を舐めてあげた
 気持ちよかったのか、涼さんは小刻みに身体を震わせた
「僕にはキミに愛される資格なんて・・・・ない」
 嘘・・・・嘘だ、嘘だと言って!!!
 ・・・・思い出した、涼さんは病気なんだった
 だってそうでしょ?私を受け入れられないなんて病気以外の何ものでもない
 あの女どもの汚れた肌が私の涼さんに触れた
 汚れたそれが涼さんの身体を巡り、身体を病魔に犯された

「涼さん、ここまで言っても解ってもらえないようですね」
 半裸だった涼さんをさらに裸に近づけていく
「あ、秋乃さん!」
「先ほど言いましたよね?涼さんは病気だって、だから私が治してあげます
 大丈夫ですよ、こう見えても私は医者の娘、多少の医学知識はあります」
 それでも拒絶の行動をやめない
 ・・・・これは深刻です、はやく治療を
「やめてくれ!!!」
 何かが私の中で弾けて零れた
「許さない!あの女ども!私の涼さんを汚したばかりか、洗脳までして!!
 そうですよね!涼さんは優しいから、今の状況では私を受け入れられない!
 涼さんの優しさに付け込んで、許せない!!!
 大丈夫ですよ、あとであの女どもにはきっちりとお灸を据えます!
 聞かないようなら二度と涼さんの近くに来れないようにズタズタにしてやるんだから!!
 涼さんは何も悪くありません!さぁ、私と愛し合いましょう!」
 私は下着を脱ぎ涼さんの陰茎を自分の恥部にあてがった
 治療を始めますよ・・・・涼さん
 くちゃ!
 水音と共に涼さんのが私の中に侵入してくる
 すぐに全身を痛みが巡った
 私の純潔が涼さんに貫かれた証拠だ
「く・・・・ふぅぅぅ!!」
 痛い、痛い・・・・膣内が裂かれたような感覚
 けれでもその激痛ですら、今の私にとっては快感そのものだ
 この痛みも苦しさも全部涼さんが私にくれるモノ
 嬉しくないわけが無い
 私は涼さんを喜ばせる為に腰を振り、涼さんの快感を誘う
 すると涼さんはうまく私の腰の動きと自分の腰の動きをシンクロさせた
「な、慣れてる・・・・」
 涼さんは少なくとも性経験がある
 それは先ほどの会話からも理解できる

 けれども理解は出来ても納得はしない、あの女ども・・・・今後涼さんに近づくようなら
 地獄のどん底に落としてやる、死よりも苦しく辛い思いをさせてやる
 そうね、まずは涼さんの治療からね・・・・
 そのあと、あの女どもの前で涼さんに十万回・・・・もっともっと
『愛してる』って言ってもらおう
 それで涼さんと私が交わる姿をたっぷり見せてやる
 泣いて叫んでもやめてやらない
「うく・・・・秋乃・・・・さ」
 あ、いけないいけない・・・・今は涼さんの治療に専念しなきゃ
「胸・・・・見えてたほうが・・・・興奮するよね?」
 胸元をはだけさせ、下着を取り胸を露出する
 そして涼さんの手を取り胸に当てる
 涼さんの指がわずかに動き感触を確かめる
 そうだよ、涼さん・・・・心の中に私を染み込ませるの
 私の感触を・・・・私の温もりを・・・・
 忘れられないくらいに・・・・
 私は涼さんを深く口付け唾を流し込んだ
 涼さんは一瞬戸惑いの表情を浮かべたけどすぐに私のを飲み干した
 身体の中から私のを侵食させ、もう私以外のことを考えられないようにする
 そうすれば、涼さんは私を拒絶をしない・・・・他の女を見ることも無い
 私以外の女を見るなんて、重症の中の重症だよ
 でも大丈夫だよ、私がすぐに直してあげるから
「涼さん・・・・涼さんは私以外の女を見ちゃいけません、触っちゃいけません、
 触れられてはいけません」
 独占欲が爆発する
「話してはいけません、同じ空気を吸うことすら汚らわしいと思ってください・・・・
 もし破ったら・・・・」
 させないけど・・・・
「涼さんのコレ・・・・ちょん切っちゃいますからね♪」
 膣が締まったのが解る、涼さんが小さくうめいた
 瞬間、私の膣内に涼さんの想いがぶちまけられた
「あ、あぁぁぁん!」
 血の混じったそれを見ながら私は凄まじいまでの快感をこの身に味わった
「まだですよ、私の膣内に全部出して・・・・すっからかんになるまで治療を続けますからね♪」


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