***** 第2回
[bottom]

「んー、んん、んー♪っと。」
まったく、今日も今日とて無茶させやがって。俺の体が泣いてるぜ。壊れちゃいますって。
と、前方に一日の疲れを癒してくれ美少女発見!辺りをウロウロ見回しているところをみると、
新しくきたってとこだな。
ここはいっちょ、優しいお兄さんと言う辺りで第一印象を良くしておきますか。
「はぁい!そこの美少女ちゃん!」
彼女はびっくりしたように驚き、『私?』と言ったように自分を指差す。
いいなぁ、こういう無垢な子。

「君、ここは初めて?」
こくこくと頷く。ん?喋れないのか?
「喋れないの?」
また、こくこくと二度頷く。
「そっかあー。喋れないのかぁ。あー大丈夫。僕らはそんな君でも大歓迎だ。
そうだなー…名前は…昴ちゃん!どう?」
いきなり名前をつけられたためか、戸惑った顔をする。いいなぁ、
こういう自分の感情をすぐに面に出す娘って、大好きだ。……食べたくなっちゃうぐらい。
「うん……君は良い娘だ……本当、食べたいぐらいだ。…ねえ?食べても良いかな?」
冗談を。と言ったようにくすくす笑われる。

その笑顔が崩壊の鍵だった。みるみるうちに全身の体温が上がっていく。ぺろりと舌を舐める。
唇は乾いていた。適度に湿らせないと。
嗚呼、涎まで垂れてきそうだよ。
「本当に、オイシそうだ……こりゃ、おもちかえりだな。」
まだ笑い続けている少女の肩を掴む。それだけで理解できたようだ。俺の本気さを。
目が一気に怯えた色に変わる。いいね。それもまた味だよ……
首筋に近寄り、うなじを舐める。性感帯なのか、びくりて体が動く。
「や……」
かすかだが声が漏れる。あれ?おかしいな。喋れないんじゃなかったのかな?
嘘をつく娘は嫌いだなぁ……俺の好みに合わせないと。
彼女の目を見続け、再度近付いたその時……
「ストップ。」
背後から無気質な、それでいて聞き覚えのある声が聞こえた。ああ、それだけで体温が一気に冷め、
膨れ上がった性欲も萎んでいく。
「なんだよ……またかよ!」
「ひっ」
ここ2、3回は全部止められている。最悪だよ。まったく。ほら、またオイシソウナ娘が
逃げちゃったじゃないか。まったく、今度こそ食べられると思ったんだけどな。

「蒼也、まただよ。」
その声が後ろから近付いて来るのがわかる。本当、興ざめだよ。
「あのさぁ、一体どんだけ俺の邪魔すれば気が済むわけ?好きなようにやらせてくれよ。
溜まっててしょうがないんだよ。」
「そんなにセックスがしたいなら、私とすればいい。あなたのためなら、なんだってする。
あなたのために、処女はとってあるし…キスもまだ……」
「そんなのオナニーと変わらないよ。自分とやっても意味ないじゃん。」
振り向く。ほら、やっぱり彼女だ。少なくとも、あの顔は怒りに相当する。
自分がかまってもらえないからって妬いてるんだな。
「それに、君が未経験でもむこうさんは経験済みだったかもしれないじゃん?
それだったら膜もないんだよ?」
「気持ちの問題。私は未経験。」
「あーはいはい。ま、どっちにしろ君は抱きたくない。」
恐らく勃起さえもままならないだろう。そんなんじゃ抱く意味もないじゃないか!
「それに、君を抱いてもこうさぁ、喘ぎ声がなさそうじゃん?それじゃあいけないんだよ。
興奮が足らない。グッとこないね、うん。」
「お望みなら、いくらでも喘いであげる。」

「それは俺が喘いでっていったから喘ぐわけじゃん?違うんだなぁ。心から屈した喘ぎ声がね、
俺の心を満たしてくれるのさ。」
「…蒼也の理論は理解不能よ…」
別に理解してもらわなくてもいいよ。理解されちゃったらそれは「俺」の理論じゃなくなっちゃう
わけだし。
「ま、とにかく今は消えてくれ。」
「…わかった、でもその性欲の捌け口がなくなったら私が……」
「大丈夫だっつってんの!」
怒鳴った瞬間、彼女の気配は消えた。ふう、本当にいやな気分だ。早く帰らないと………
自宅
「ただいまーっと。」
出迎えは…来ないか。まあ、部屋にいろって言ったもんな。うんうん、忠実なのはいいね。
部屋にはいる。案の定、彼女は溶けた様な瞳のまま、俺をまっていた。
「お、おかえりなひゃいまへぇ、そ、蒼也…さまぁ…」
「ああ、ただいま……一人で気持ち良くなんてならなかったか?」
「は、はひ……蒼也様を、ま、まってまひた…」
ああー。たまんねー。いいよなぁ、やっぱこういう忠実な奴っていいよなあ。
紅にもみならってほしいよ、うん。
感動に浸りながら、彼女からバイブを抜いてやる。

ああ、濡れ具合からして確かに一人でヤってはいなかったようだな。
「今日はさー、けっこうイライラが溜まってるんだ。聞いてくれYo。」
彼女に俺の一物を舐めさせながら、一日について話す。空ちゃんのパンツが兎だったこと。
試験があったこと。今日初めて会った、口の聞けないかわいい女の娘のこと。
最後の話をした途端、彼女の舐め方がよりねっとりとなり、快感が増す。あー丁度良い。
「そ、そろおんにゃにょこ……蒼也ひゃまの、ものにすうんです…か?」
「…いや、多分彼女とはもう会えないからな。無理だ。ショックだあ!!
写真の一枚でもとっときゃよかったなぁ。レベル高かったぜ?ありゃぁ。」
「わ、わたひ、もっとがんばりまふから……んん…そ、そんな他の女の娘を……ぷは…
探さないで…くだひぁい……なんでも…なんでもします…からぁ……んく…」
「そうだな…」
彼女の頭を掴み、さらに深く咥えさせる。
「んんんーー!!!」
「キミが壊れるまでそれは考えないどいておくよ。」
「んぐ…ぷあ、ありがとうございます…」
前の娘は一週間しか保たなかったからなぁ……この娘はまだ大丈夫かな?


[top] [Back][list][Next: ***** 第3回]

***** 第2回 inserted by FC2 system