とある母親の風景 第1回
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父が死んでからというもの、義母はすっかり豹変してしまいました。
生前と変わらずボクを愛してくれていますが、その愛し方は度を過ぎたものになっていました。
それはボクが隠していたエロ本が見つかった時のことです。
学校から帰ってくると、義母がリビングのソファに無言で座っていました。
その手には例のエロ本が携えられていて、ボクの顔を見るなり言ったのです。
「慶ちゃん……これは何……かな?何でこんなもの持ってるのかな……」
どうして義母が怒っているのか分かりませんでした。
思春期真っ只中の男子にとってエロ本の1つや2つは持ってて当たり前なのに。
ですがこの後、義母は信じられないことを言いました。
「どうして慶ちゃんはママ以外の女の裸で興奮しようとするの!ママがいるじゃない!!」
何を言っているのかボクには理解できませんでした。
血が繋がっていないとは言え、親子なんです。親が子にそんなこと言うなんて考えられません。
「ほら、ママがしてあげるから、もうこんな本買わないで、ね?」
そう言ってボクの股間を撫でてくる義母。
ボクは得体の知れない恐怖を感じ、気が付いたら義母を突き飛ばしていました。
すると義母は驚きを隠せない表情をして、
「慶ちゃん……慶ちゃんはママのこと嫌いなの!?そうなんでしょ!!
嫌いだから拒絶するんでしょ!!!」
半ば叫びながらボクに掴み掛かってきました。
どうして義母がこんなにヒステリックになってるのか分かりませんが、とにかくボクはなだめました。
落ち着いてよ、そう何度も言ううちに、義母は泣き出してしまいました。
「ママね……お父さんが……死んじゃって……寂しいの……もうママに……は……慶ちゃん、
しか……いない……の……
慶ちゃんの為に……何でもして……あげるから……もっと、ママを……愛して……」
父が死んで半年が経ちました。ボクは何とか立ち直りましたが、義母はまだのようです。
再婚して1年しか経たないうちに死別されるなんて、なんて不幸なことなんでしょうか。
きっと義母はどうしようもなく苦しくて、ボクにあんなことを言ったのだと思います。
だからボクは、義母の言う通りにしました。
父に対する裏切り行為と言われても仕方がありません。ですが、義母の悲しみを紛らわせるためには
こうするしかないと思います。
義母は上着を脱ぎ、そしてブラジャーを外しました。形の良い胸があらわになります。
初めて見る本物の女性の裸に限りなく興奮していました。
そして、ボクのズボンを下ろすと、まるで壊れ物を扱うかのようにペニスを撫でてきました。
義母と言ってもボクと12歳しか違わないし、とても綺麗な人なので、
ペニスは重力に逆らって怒張しています。
そのまま義母は微笑ましそうに扱いてくれました。
初めて他人にイカされた快感で、ボクはまるで天国に行ったみたいでした。

それからというもの、毎回必ず義母の前でするようになりました。
義母が処理してくれる日もあれば、自分でする日もありました。
でも自分でする時は、絶対に義母の前でオナニーをしなければなりません。
「慶ちゃんはママでしかオナニーしちゃいけないのよ。他の女のこと考えてしちゃ駄目だからね?」
どうやら義母は、ボクが他の女性のことを考えるのが嫌みたいです。
最初のうちは恥ずかしかったですが、今ではもうすっかり慣れました。
むしろ見られながらする方が興奮する自分がいたのです。

義母の愛情はどんどんおかしな方向に進んでいきました。
お隣のお姉さんに挨拶しただけで不機嫌になるし、遂にはテレビに水着の女性が映るだけで
チャンネルを変える始末です。
逆に2人きりの時は異常なくらい優しくしてくれます。
何故こんな風になったのでしょうか。義母はボクを独占したいのでしょうか……分かりません。
この前義母と2人で映画を見に行った時のことです。
洋画だったのですが、あるシーンで男女のセックスシーン(もちろん直接的な描写はありませんが)が
あり、不覚にも勃ってしまいました。
とりあえず映画は終わったのですが、義母は機嫌が悪くなっていました。
そして帰りの電車で、義母に痴漢されました。
「慶ちゃん……またママ以外の女で興奮しちゃったのね……いけない子……」
後ろから抱きつかれ、お尻とペニスをズボンの上から撫で続けられました。
「慶ちゃんには……お仕置きが必要みたい……ママのことしか考えられないようにしてあげなくちゃ……」
誰かに気付かれないかという不安と緊張、そして義母の執拗なテクニックで、
ボクはパンツの中に大量に出してしまいました。

今日は家庭訪問なので、先生が家に来ます。ボクはまた不安になりました。
何故なら、その先生は女性だからです。しかも義母と同じぐらい若いのです。
そんな人が担任だということは知らないので、後でこう言われるかもしれません。
「慶ちゃん!?慶ちゃんの担任が女の人なんて聞いてないわよ!」
ですが、先生と対面してもにこやかな笑顔を保っていました。
ちゃんとお茶も出して、終始和やかな家庭訪問でした。
「慶ちゃん、先生のお見送りに行ってあげなさい」
これもまた意外な言葉でした。他の女の人との接触を何よりも嫌う義母の言葉とは思えないものです。
(ああ、そうなんだ……やっと義母は元に戻ったんだ……)
ボクは嬉しくなりました。もう女の人と喋っても何も言われなくなる、そう思ったからです。
ボクは先生の見送りに行きました。
1階まで一緒に行こうと思いましたが、エレベーターの前まででいいと言われたのでその通りにしました。

「これ……あの女の使ったティーカップ……汚い……処分しなくちゃ……」
義母はティーカップを手に取ると、そのまま床に叩きつけました。
「あんなに香水付けて……私と慶ちゃんだけの空間を汚して!!!」
義母は家中の窓を開け、消臭スプレーを撒き散らしました。
……ボクの考えは大外れでした。やっぱり義母は、怒っていました。
先生の見送りに行かせたのは、ボクにこの光景を見せないためだったのです。
それもそのはず、義母はとてつもなく恐い顔をしていたのです。
しかし、リビングの扉から覗き見していたボクに気付くと、いつもの優しい顔に戻りました。
「あら、慶ちゃん……早かったわね?」
ボクは何故か、戦慄していました。どうしてだか分かりませんが、正体の分からない
恐怖を感じていたのです。
もうこの人は……取り返しのつかないところまで来ているのかもしれません。


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