孤高の騎士(仮) 第1回
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さて、まぁ、毎度のことながらこの空気にはうんざりさせられる。
っていうか、おまえら、しゃべれよ。王がじきじきに来ているんだぞ。
なんか、ほら、あるだろ。戯曲の話とか、政治の話とか。
どうしてこう、ギスギスしているんだ。
全く、俺を誰だと思っている。
世界最大最強の帝国「カルタ」の皇帝「デイビット」なるぞ。
もうちょっと、こう、ご機嫌とってくれたって。

「陛下。紅茶のおかわりは、いかかです?」

おお、勇気あるな、おまえ。
えーと、そう、カシア姫。三人の姫君の中でも最年少の姫は、おずおずと、
しかし確固たる信念を以って俺のカップを手にとった。

「カシア殿。この紅茶を用意したのはこのわたくしですわ。お注ぎするのは当然、
わたくしの役目でしょう。貸しなさい」

うわっ。やっぱ出やがったな。ディア姫。俺は三人の中で一番嫌いだが、一番印象のある姫君を、
できるだけ無表情で見る。ああ、綺麗だ。本当に、な。
金色の髪は、なるほど、太陽の姫巫女と言われるだけある。
何度となく抱いたが、『女』として、完全に成っているのはこのディア姫だけだ。

「い、いいです。私が、やります」
「黙れ愚民。下等三民出が、このわたくしに意見するか」
「おい。いい加減にしろ。その言葉は、朕として見逃すわけにはいかんな、ディア」
「あら、失礼。つい本音が出てしまいましたわ。まぁ、どこぞの王はゲテモノ好きですから。
極上のスイーツばかり食べていても、飽きるのは認めますわ。どうぞ、お注ぎなさい。礼も儀も知らぬ姫」

うぉ、睨んだよ、カシア。こぇえな。おい。まぁ、平民出ってのは怖いからな。
高級商人の子は、貴族とはまた別のプライドがある。政治的意味合いで後宮入りしたこいつが、
俺に惚れるのは、想定外だったが、まぁ、どうでもいい、というのが俺の意見だ。

そう、どうでもいいのだ。
この後宮など、所詮仮初の世界。俺が、本当に愛している存在を確約するまでの仮の巣に過ぎない。

「どうでもいいわ、茶ぁ、注ぐだけで、デイビットの気を引けるわけねぇし」

汚い言葉で立ち上がったのは、第三姫、アマンダ。こいつだけが、唯一マトモかな。
いや、まぁ、落ち着けるわけよ。友人みたいな関係かな。

「ふん。相も変わらず、小汚い言葉をお使いになられますわね、アマンダ姫。
そうそうに立ち去りなさい。ついでに、後宮からもお出になったらいかかです?
貴女は下町で平民ども相手の娼婦が一番お似合いですわ」
「そうさね。それなら、アンタの方が売れるよ。一昔前は、赤髪が流行ったが、
今はパツ金が一番取れる。高貴な存在を犯すってのは、男心を擽るもんさね」

「誰が、糞平民どもの娼婦になるか。愚民め。茶の席に呼んでやっただけ、
跪いて感謝するくらいのことをしろ」
「ディアっ。朕は先も言ったぞ。その言葉は――」
「ははは。跪く?アンタに?御免だね。跪くなら、デイビットに、ベットの上で、ね」
そう言って、アマンダは俺にウインクしてさっそうと出て行った。
おお、カッコイイ。査定プラス1だな。まぁ、正直、三人の中ではぶっちぎりに一位だけどな。
「陛下。一つ進言いたしますわ。アマンダ姫と、あまり閨を共にせぬほうがよいと思われます」
「いや、待て。まず朕の話を聞け」
「品位が下がりますわ。陛下。どのように誑し込まれているか知りませんが、
くだらない平民の交わい方など、学ばれぬ方がよろしい。貴族には貴族なりの
睦び方というものがございます。まぁ、第三身分には到底わからないとは思いますが」
で、カシアを挑発。俺は完全無視ですか。そうですか。
俺、一応、世界最強の王様なんですけど。
査定マイナス1だ。一週間は絶対いかん。ムカついた。

「ディア、姫。訂正、してください。陛下の品位は、下がってなんかいません。
私と交わったとしても、陛下の品位は下がらない」
「黙れ、そう言ったぞ、下等民。そうでしょうとも。陛下の品位は下がりませんわ。
何故なら、このわたくしと交わっているのですから。そういえば、貴女のところへは
陛下はいつごろ行かれましたか?わたくしなど、昨日まで三日間もいらしていただき、
愛してもらいましたわ」
「え……」
「まぁ、平民ごときの穴など、広がり過ぎてガバガバではありませんこと?
いったいどれほどの男に身体を開いたのか。虫唾が走る。その点、わたくしは正真正銘、
処女を陛下に差し出し、閨の勉学を怠ることなく、常に陛下のご期待に応えるようにしております。
そうでしょう?」
「いや、だから、ディア、朕の話を、だな」
「去れ。下等三民。ははっ、なんですか、その顔。汚い醜悪な顔が、さらに醜くなっておりますわよ?
あぁ、なんて醜い。本当に、陛下はゲテモノがお好きですわね。その性癖、
わたくしが直してさしあげないと」
さすがに、堪らなくなったのか、カシアは立ち上がり、目元には涙を溜めて、走り去った。

 

「ふぅ。やっと二人きりになれましたわね。陛下」
「ディア。貴様、朕を幾度となく無視しおったな」
「あら、すみません。虫を追い出すのに夢中になってしまったようで」
「だから、な。四民平等制を提案する王の目の前で、よくあんな言葉を口にできる」
「すみません。長年、染み付いた貴族としての態度が、滲み出てしまったようで」
何が長年だ。まだ二十年も生きておらぬというのに。

「陛下……んっ」
差し出された唇。それは極上の果実。
分かっている。この姫は、三人の中ではもっとも女だ。
子供ではなく、大人の女。それは確かに極上の甘み。
「ん、、ふぅ、、あぁ、、陛下ぁ、わたくし、もう、我慢でき」

「失礼します。陛下。お楽しみのところ申し訳ございません」

「ぶほぉっ」
口内まで入ってきた、ディアの舌を押し返して、俺は彼女に向き合う。

恐ろしいまでに伸びた山羊の角。
青白い左腕。焼け爛れた肌を微かに見せる、人ならぬ腕。
萎れた黒い左翼を持ち、顔左半分を隠した女。
それがサンドラ。我が最高の騎士。

「うぉ、ごほっ、な、なんだ、サンドラ」
「お客様です」
「後にしなさい。それにしても、なぜ貴女がここにいらっしゃるのかしら。奴隷」
不機嫌さを隠しもせず、サンドラに半ば叫ぶように言うディア。
そういうところが、むしろ貴族らしくないと思うわけで。
ディアからすれば、等級もつかない奴隷出身のサンドラを、目にするもの嫌なのだろう。
「陛下の近衛騎士だからです。陛下、急いでください」
マントを引っ張って、無理矢理立たせようとするサンドラ。
心なしか、いつもの無表情さが崩れ、興奮を隠しきれていない。
「な、なんでそう急かすのだ?」
「キルシャ様です」
「キルシャ?キルが来たのか」
「はい」
「すぐ行く」
「陛下っ」
叫ぶディアなど相手にしていられない。
俺は、親友が待つ謁見場まで早足で行った。

「久しいな。キル。魔王討伐から、もう二年か」
思わず笑みが零れる。今日一番、心が落ち着いているのを自覚する。
後宮は嫌いだ。落ち着けない。
「うん、本当にね。あはは、王冠も板についてきたじゃない、デット」
「いんや。俺は、ターバン巻いていた方が気楽でいいっつーの。王なんて、楽じゃねぇーよ」
「ほんと、格好だけは一人前ね、デット」
そう言って笑ったのは、キルシャの恋人(本人は否定するが)である魔法使いソフィアである。
後宮の女たちの作り物の美しさではない、素朴で温かみのある美しさ。くそ。キルに嫉妬しちまうぜ。
「いや、ソフィア嬢も随分……いや、そんな変わらないか。
全く、毎晩キルに胸揉んでもらってるんじゃないのか?」
「な、なに言ってるのよっ!ふざけないでよ、そんなこと、そんな毎晩なんてっ!
ば、バカじゃないのっ!ってか、別にキルとはそんな関係じゃないんだからっ!」
「ほぅ。毎晩ではないのか。可哀想になぁ。一人枕を濡らす日もあるのか。
なに、俺が慰めてやろうか?」
「……遍く空より来たれり炎。空前の前にその身を晒せ……」
「いや、待て。悪かった、話し合おう」
最上級魔法の詠唱に入ったソフィアを慌てて止める。俺の城を軽く壊せるからな。ソフィアの魔法は。
「しかし、またどうしたって言うんだ。手紙も無し来て。何かあったのか」
「いや。そうじゃないんだよ。ギルドの仕事も一通り片付いたし、
そろそろ仲間に会いに行ってもいいかなって」
「キルったら、本当に貴方に会いたい、会いたいって五月蝿いんですもの」
「そりゃ、嬉しいことだ。だが、いきなり過ぎだ。宴会の準備もままならん」
「別に、そんな豪勢なことしなくてもいいよ」
「そういうわけにもいかんのだ。世界を救った勇者に何のもてなしもないなんて、
各国に知られたら、どんな野次が来るかわかったもんじゃない」
「陛下、そろそろ私にもご挨拶をさせてください」
俺の言葉を遮ったのは、サンドラだった。
「サンドラっ!久しぶりじゃない。元気だった?」
「キルシェ様。ソフィア様。お久しぶりです。お元気そうで何より」
「いやぁ、相変わらず綺麗ですね。サンドラさん」
「……キルぅ?」

「い、いや、あれ、えっと……」
「そちらも、相変わらずですね」

キルこと、キルシェ=アリオッチ。ソフィア=マベロード。我が騎士、サンドラ=アーキン。
そして俺、デイビット=キシオムバーク。
俺たちは、キルに連れられ、幾多の試練を乗り越え、魔王を倒した勇者一行だ。
この世界は、かつて魔王率いる魔族の軍勢の脅威に脅かされていた。
で、まぁ、伝説の勇者であるこの気弱なキルに連れられ、俺は国を復興するために、
ただ一人の従者を連れ、魔王討伐に参加したのだ。

「で、どうする。まだ日は出ている。夕食はここで?」
「いや、街に宿をとってあるんだ」
「おい、俺の城に泊まっていけよ」
「ま、あんまり迷惑かけられないし。ほら、キルって、あんまり豪華なの好きじゃないでしょ?」
「確かに。んじゃ、どこだよ」
「ほら、旅の時によく泊まった、大通りの角の」
「あそこか。よし」
ならば、決まっている。
「陛下?まさか……」
「んあ、仕度しろ。行くぞ」
「陛下、お待ちください。今日は後宮入りのはずでは」
「はぁ?んなもん、キャンセルだ。キャンセル。さ、行くべ、行くべ」
俺はサンドラの手をとり、王座を下りる。
「ほんと、気侭な王様ね」
「はっ。俺は何も変わってない。変わったら、それは俺ではない」

 

大通りのすぐ脇の小さな通りに、その酒場はある。
魔王の在中は、情報集めによく訪れていたが、今はただ酒を楽しむだけの店だ。

「でさ、あん時の門番。あの豚男には笑ったよね」
「そうだったね。でも強かったじゃない?」
「バカ。あれはアンタが勝手に特攻するからじゃない。アタシの魔法で一発よ」
「いえ、あれは確か私がトドメを指したはずでは?」
「ちょっと待て、あの塔と言えば、俺の武勇伝を聞けよ」

俺は、王とばれないように、昔と同じような、薄汚い服にターバンを巻いている。
他の奴らも概ね、目立たない格好をしている。
まぁ、俺たちは世界一の有名人だしな。

「はぁ、デットの武勇伝?あん時、アンタ、サンドラの後ろでがたがた震えてたじゃない」
「いや、待て。あそこで伝説の剣を手に入れたのは、一重に俺のお陰だろ?な、そうだろ?」
「え、あ、う、うーん……」
「陛下。残念ながら、あのダンジョンでは、陛下のご活躍は皆無に思われます」
「え、嘘、マジ?」
「ほら見なさい。あれ、確か伝説の靴の時だったじゃなかったけ?」
「はい。あの時の穴掘りの姿。あれはまさに王族の気品を感じました」
「いや、サンドラ。それぜんぜんフォローになってない」

昔の気持ちを、思い出した。これだ。俺がずっと求めていたものは、これだったのだ。
仲間がいる。仲間がいて、馬鹿なこと言いながら、酒を呑める。

祖国を取り戻すという使命を完遂させても、満ち足りなかった俺。
そうか。これが、俺の求めていたものだったのか。

「さて、と」
突然、話の流れをぶった切って、ソフィアが席を離れる。
「ん?どうした、ソフィア。う○こか?」
「馬鹿っ!ねぇ、サンドラ。あとは女同士の会話をしましょ」
「え?あ、しかし、陛下が……」
サンドラは俺を置いていくのが嫌らしい。仕方ない。
「行って来い。まぁ、同姓同士で、積もる話もあるだろう。俺も、あるしな」
そう言って、俺は含み笑いをしながらキルの方を見る。
「え、ぼ、僕?」
「そういうこと。さ、サンドラ。あっちのテーブル行きましょう」
ソフィアはしぶるサンドラを連れ立って、脇のテーブルに座った。
さて、ソフィアたちが帰ってくるまで、キルをからかって遊んでやるか。

「さて、どこまでいったの?」
ソフィア様は時々意味がわからないことを言う。
私にはそれが不思議でしょうがない。
「突然、そのようなことを申されましても。私は何をどう返せばいいのですか?」
「だ・か・ら、テッドとどこまでいったのって話」
「どこまで?えと、この前の視察では北の湿地まで行きましたが……」
「そんなボケはいらないわ。テッドと、キスくらいはしてるの?」

は?

「……何故、私が陛下と接吻を?」
私は、たっぷり数十秒考えてから、やはり何もわからなかったので、もう一度聞いた。
「え、いや、だって、サンドラ、テッドのこと好きでしょう?」
「はい、もちろん」
その質問ならば、即答ができる。私は、あの御方に絶対的忠誠と敬愛を持っている。
それは私が私であるが故の誇り。そして決意。あの方の剣となり、盾となり、どこまでお供する。
あ、なるほど、ソフィア様は私の陛下への忠誠を試しているのですね。
「私は、昔も、今も、陛下への忠誠心は揺らぐことはありません。
たとえ、魔族にこの身体を犯されようとも、汚れた第四身分であろうとも、この私を必要とされる限り、
永遠に、この忠誠は揺らがない。汚れた身ですが、この心に宿るただ一つの希望。
それだけは汚さぬように、私はこの忠誠を貫き通します」
「いや、えと、誰もそんなこと聞いてないのだけれど」
え、違うのですか。ならなんだと言うのです。
陛下には、正妻席こそ空いているものの、第二、第三、第四席までがすでに埋まっているのです。
いずれあの姫君のどなたかが、正妻の席に着き、陛下の御子を生むでしょう。
私は、陛下の部下であり、騎士です。そんな、妻がするようなことを、この私がしたいと?
私の忠誠は、そんなくだらない、俗的なものではない。
高尚にして、高貴なる我が想いは、あのようなくだらない女どもの想いと比べようもない。

「私は、騎士です。ソフィア様。理解できないかもしれませんが、私は騎士なのです。奴隷身分の私を
最後まで騎士として扱ってくれた、最高の陛下の騎士。これは確かに愛情でしょう。
しかし、私は決して陛下の重荷になりたくない。陛下ほどの高貴なお方の末席にすら、
私のような身分の女がいてはいけない。そして、私は魔族に犯され、
このような身体になってしまいました。女として、私はもう、その存在意義を無くしました。
だが、騎士は違う。実力と忠誠さえあれば、騎士はそこにいることができる。私が欲しいのは、
情愛ではない。敬愛なのです。それを、お分かりいただきたい」
ソフィア様は何故か悲しそうな顔をした。
「身分って。私たちは、仲間でしょう。奴隷身分なんて、言わないで」
「しかし、この国はそれでできているのです。昔から。私は一生、奴隷身分出身の騎士ですし、
陛下は一生陛下なのです。ご理解を」
「……なら、もし、貴女が、奴隷じゃなくて、貴族の生まれだったら?
そして、魔族にそんな身体にされてなかったら?」
「は?」
「だから、もし、貴女がちゃんとテッドと釣り合う身分で、結婚できるのだとしたら、貴女はどうする?」

くだらない仮定だ。
くだらない。仮定するまでもない。ですが、答えましょう。答えなければなりません。
他ならぬ、ソフィア様のご質問なのですから。

「在り得ない仮定です。ですが、答えましょう。もし、私が後宮に入ることができたのであれば、
あのくだらない後宮のクズどもを一掃します。陛下を癒すこともできないクズ。ゴミ。私が殺します。
えぇ、殺しますとも。徹底的に、惨殺してやります。あんなクズどもが、陛下のお種宿すなど、
言語道断。縊り殺してやります。陛下のためではなく、自らの保身と野望しか考えないクズども。
陛下の隣にただ居られることがどれほどの幸せか理解できない大馬鹿。
ずっと何の不自由もなく暮らしてきたくせに、文句ばかり垂れる馬鹿ども。
陛下の重荷になるだけでなく、時に陛下を害することもあるのですよ。先日など、
嫉妬に狂ったクソメス犬が陛下に切りつける事件がありました。あぁ、陛下がお許しにならなければ、
きっと私はあの女の首を叩き落としていますよ。ええ、そうでしょう。あんな奴が、
陛下に抱かれている?はっ。笑ってしまいます。陛下を楽しませるのではなく、自らの地位のために、
種を宿すためだけに励むメス犬。死ね。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「ちょ、ちょっと、分かった。分かったってば。ごめん、意地悪な質問だったわ」
全くです。ですが、お分かりいただけたと思います。
あの後宮は腐っている。腐りきっている。
「あの、さ。案外、言ってみればいいんじゃない?」
「は、え、何を?」
「だから、好きって。だって、テッド、わざわざ正妻席残しているんでしょ。
あれ、多分貴女のためだと思うんだけど」
「馬鹿な」
「言ってみなよ。きっと、そこから何か始まるかもしれないよ」
ソフィア様の言葉を反芻する。

『そこから何か始まるかもしれないよ』

確かに。確かに、そこから新しい何かが生まれ、始まるかもしれない。
だが、もし、この想いを打ち明けたら。
きっと、私は、もう、何もかも隠すことなく。

奴らを、皆殺しにしてしまうでしょうね。


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