広き檻の中で 第9回
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次の日
今日は雪が降った。ここは寒い地方の上に、標高が高いのでやたらと積もる。
こうなるとバイクでの下山は不可能だ。
「はぁ……お嬢様は大丈夫でしょうか……」
たった一日で里緒さんはゲッソリしていた。昨日今日とろくに飯も食べていない。
「里緒さんは今日はもう休んで下さい。後は私たちでなんとかしますから。」
「はい……お願いします。」
よろよろと台所を出て行く。まぁ今日は俺と志穂が炊事番だから丁度いいか。

台所で二人っきり………しかも邪魔者(失敬)はいない……
え?これってチャンスってやつ?
昨日はお嬢捜しでそれどころではなかった。しかもたった一日やらないだけで我慢が出来なくなっていた。
一度の体験で、体が味を覚えてしまったのだろう。溢れ出るほどの性欲が沸き出る。
差し足抜き足忍び足。まるで獲物を狩る野獣のごとく気配を消し、
洗い物をしている志穂の背後に忍び寄る。準備は万端。GO!(ヒロミ風)
ガバッ!
「きゃっ!ちょっと、晋也!何やって……」
「やりたい」
「え?」
「今ここでやりタイ。」
そう耳元に囁きながら、ゆっくりと体を撫でまわす。
「だめ…ん、だって…まだ洗ってる途中…」
「いいじゃんいいじゃん。まだ時間あるし、それにまた汚れ物も増えるだろうしネ。」
「んぁ!…ば、馬鹿…ふぁ…一回だけよ?」
もらった!こうなったらこっちのもんだ!!O.Kをもらった瞬間、近くの引き出しを開け、
とある物を取り出す。
「じゃあこれ着て。」
「へ?た、体操着?そんなのどこで買ったの?」
「んー。まぁとあるルートから。」
細かいこと気にしちゃイカンイカン。やりたいからヤル。それだけです。はい。
愛撫を続けながら、その布切れをちらつかせる。

 

「そんな恥ずかしいの…くぅ。着れるわけ…はぁ、ないで…しょ」
「そうかぁ…そりゃ残念ナリ。」
『押してダメなら引いてみな』作戦発動。
愛撫を止め、志穂に背を向ける。
「あ…ちょっと……なんで止めるのよ!」
止められて不満そうだ。ウムウム、食いつきおったわい。
「しょーーがない。里緒さんにでも頼んでみますか。あの人だったら着てくれそうだし、
似合いそうだし。」
カチャ
音がして振り向くと、志穂は洗い物を続けていた………包丁だけど。
「私以外にそうゆうことしちゃだめって……わからないの?ましてやこんな時に…
他の女の名前を口に出すなんて…」
ビビるな俺!後一押しだ!
自分に活を入れ、再び後ろから抱き付く。
我が野望、此所になれり。
「じゃあ着てくれるか?」
「…んぁ…わかったわ、着る。でも、んん!…金輪際、私以外の女に頼んだら、殺す…わよ?」
「O.K、O.K」
そう言うと体操着をひったくって着替え始める。イイネ!




「…着替えたわよ。」
「オオ!イイヨ!」
変にマッチしてる。
でも胸の辺りは少しブカブカだ。まぁ、本来里緒さんに着せようと思ってたなんて今更言えないわけで。
「…何考えてたの?今。」
「え?別に。」
やたらと鋭いなぁ。
感づかれる前にガバッと抱き付き、後ろを向かせる。
「や、いきなり!?」
所謂バック。一度やってみたかった夢を今ここに!!
「いくぜ……」
ズリュズリュ
太股と股間の間にぺ◯スを挟み、ゆっくりと擦る。素股だ。
ズッズッ
「ひぁ!こ、こら。そんなとこ…んぁ!…イヤらしいよぉ」
感じているのか、声色が甘くなる。
擦れあっている部分がだんだんとヌルヌルしてくる。
「ほら…濡れてるジャンか。感じてる証拠だ。」
「うぅ……」

 

俺もだんだんと気持ち良くなってくる。俺と志穂の愛液が混じり合い、
円滑油となって更に腰の動きが早くなる。
ニチュニチュニチュ
「あん!ふぅ……あ、あつぅ…や、やめぇ…やけど、しちゃうぅ」
「すごい溢れ方だな……ついこの間まで処女だったとは思えないな。」
一度言ってみたかったんだ、このセリフ。
「あ、あんた、だって…くぅ…あぁ!へ、変態のくせに…ぃい!」
「無くし物のせいサ!気にしない気にしない。」
グヌ!グヌ!グヌ!
だんだんと腰の付け根から快感が込み上げて来る。
亀頭部分にクリが引っ掛かる感じが、更に快感をます。
「あー…そろそろイキそう。」
「ん、ん……ふぁあぁ…あ、あたしも、もう……げんかい……」
亀頭を秘部に押し込むように激しく突く。
柔らかな生地がとてもいい。
そして精を放つ瞬間に、一気に引き抜いた。「うっ!」
ドクンドクン!
ぺ◯スが痙攣しながら、大量の精を吐き出した。自分でも驚くほど大量にでる。
……すっげぇ快感。
ベタベタな白濁液が洗い場を汚してしまった。その汚れの中に志穂も混じっている。
「あ…あぁ…ふあぁ…ふぅ……んん…」
本人も気持ち良かったのか、余韻に浸ったままだ。
なんか……◯学生を無理やり犯した感覚ってこんな感じかな……
言い様の無い罪悪感と視覚による興奮で、おりの愚息がまた目覚めてしまった。
「いよし!次は裸エ…」
「調子に乗るな!」
右ミドルに撃沈。


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