広き檻の中で 第5回
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「ふふふ…やだぁ、晋也ったら。私みたいな体でも興奮するの?」
「ぐっ!」
確かに。こいつは態度はデカいが体は小さい。佐奈嬢と似たぐらいだ。胸もAと言っても疑われるぐらいだ。
「ロリコン…」
ザシュ!
かいしんのいちげき
しんやは200のだめーじをうけた
こいつの言葉は持ってるナイフ並に鋭いゼ……
「まぁ…私はその方が嬉しいけど……」
ぶつぶつ言いながらズボンのチャックを開け、一物を取り出す。
自分でも見たことのないぐらい腫れ上がっていた。
「うわぁ…あんたのって大きいのね……」
たまげたように言って、ゆっくりと扱き始める。その快感に体を震わせながら一つ疑問が……
「あんたのって」………ということは……他の男のモノを見たことがあるのか!!
それに何やら手慣れてるし……もしかして前に来た高橋家のどら息子とでも……
いや、まぁ、ね……こいつも年頃だし、セックスの一回や二回あるだろ………
でもなんか悔しい。俺がここまで独占欲があったなんてびっくりだ。
「そこに愛はあったのかい?」
「はぁ?」
「い、いや…なんでもない……それよりやたらと上手だな。やっぱり経験者は違うネ。」
嗚呼!?俺ったら何ムキになってんだ!?
「ばかっ!私だって初めてに決まってんでしょうが!?」
「へ?それにしちゃあやたらと手慣れてるな。」
「そ、それは……」
「それは?」
「こういう時のために、あんたの部屋にある本とかで練習したり……勉強したり……してたから。」
「………」
「………」
沈黙………
志穂も自分で言って顔を赤らめてる。恥ずかしいなら言うなよ!
ええ、悶えますよ。この『隣りに住むかわいい幼馴染み』的な台詞。聞いた途端に一段と堅さが増します。
恥ずかしい。穴があったら入りたい。まぁこれから入るだろうけど。
「そんなに信じられないなら止めるわよ!」
「あぁ!嘘!止めんでくれぇ!」
正に目の前に人参をぶら下げられた馬状態。
生まれた頃からたたき込まれた使用人という下僕根性がここで発揮。

「じゃあ…入れるわよ……んっ」
ヌルン
ツルン
入りそうで入らない。焦らしてるつもりでもなさそうだがなんだかむず痒い。
「押さえてるから…落ち着け。」
手で支えて固定する。そこにめがけてゆっくりと腰を下ろす。
グッ!ぐぐっ!
「ん!……ったあい!」
痛いと言ったのだろうが言葉になっていない。
入っていくのに抵抗がある。割れ目の隙間からは血が流れでてくる。相当痛いのだろう。
顔は苦痛の色に染まっている。
「んあ!い、いたぁい!ここまで痛いなんて聞いてないよ!」
「言ってないヨ!止めるか?」
「はぁはぁ……ここまできたら最後までやるわよっ!」
ニチュ ニチュ
だんだんと淫蜜が染み出てきたのか、淫美な音が響き始める。
「ん……ふぅ。あっあんっ。ど、どーぉ?しんやぁ?」
志穂の声も鼻にかかったようになる。痛みも和らいできたのだろうか。
俺も快感に身を任せるようになる。ただ志穂のペースで進のは気に食わん。ここは逆転して…
ズン!
「あっ!こ、こら!うごくなぁ!…んん!」
下から突き上げる。
オオ、いい!…けど疲れる。
「そ、そんなに激しく突かれたら…もう……」
「ああ、俺もそろそろ……」
腰の動きが早くなる。限界は近い。
「い……くぅーー!!」
「ぐぁ!」
射精する瞬間に一気に引き抜く。その感覚がまた更に気持ちいい。
ドクン!ドクン!
「ああ…ふ。あつい……」
生臭い精液が顔にかかる。中だし派よりブッカケ派の俺にとって、最高の絵だ!
「あぅ…」
気を失うように志穂が覆いかぶさってくる。
「あら?志穂?おーい」
「すぅ」
寝てやがる。
あぁ。しかしついにやっちまった。このやるかやら無いかの人間関係だからこそ下ネタがいけたのに……
やっちまったら生々しくなる。
「でも気持ちよかった……あしたもヤろっかな」
なんてふしだらな事を考えちゃいながら眠りについた。


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